赤っ鼻

子どもが小学生の頃、親族の誕生日やクリスマスなどのイベント時には、自分のギターなどの伴奏に合わせて子どもが歌ったモノを録音し、親族に送る習慣があった。距離的に、親族になかなか会えない事が多いので、少しでも子どもの成長を感じてもらえたら、という気持ちでやっていた。

 

それも小学生5年生まででとりあえず一区切りし、何年もやっていなかったのだが。今年のクリスマスは、みんなに明るい気持ちになってもらいたいな、と久しぶりに子どもと一緒にやってみる事にした。

 

今回の曲は「赤鼻のトナカイ(英語版)」。実はギター伴奏で何度か子どもとやった事のある曲なのだが、あえて今の年齢の声でやる事で成長も感じてもらいたいと思う。

 

オケに関しても、それなりの成長を見せたい所だが、いかんせん思い立ってから時間がないので、簡単アレンジでいく。メモも簡単に。

 

まずはGarageBandのドラマー機能でテキトーなリズムパターンを書き出し。そこに、鈴の音や、ハンドクラップ、シンバルなどを加える。

 

次にベース。これはピアノの弾き語り譜面から、左手のフレーズを拝借。

 

ピアノとストリングスはほぼユニゾン。Aメロに関してはコード、ピアノを細かく刻んで、ストリングスはAメロ2回目から。サビ前に上昇フレーズ入れる。サビはどちらも歌メロを和音で、そして最後はAメロに戻る。

 

合いの手的なシンセとブラスもキーボードで追加。

 

ギターは簡単コード弾き。これでオケ完成。次は歌入れ。

 

歌もiPhoneで録音。以前も歌った曲だが、子どもの成長により声も変わったので印象が違う。少しだけドライブかけてミックス。

 

更に小ネタとして、英語の教科書を朗読した音声を録音し、曲の最後に演出として加えた。子どもの勉強している姿を思い浮かべてもらえる事だろう(笑)。なかなか良い発音。

 

最後に、今後も子どもとやる時のユニット名を決めた(笑)。

 

"the James"

 

the Smithsが好きなので、人名からとってみた。…まぁ、人名というか、きかんしゃトーマスに出てくるジェームスからとったんだけど(笑)。最近YouTubeで見て笑ったサラリーマントーマスに出てくるジェームス(常務)が、なかなかいいキャラだったので、拝借させていただいた。

 

それはそれとして、やはりボーカルが入ると完成した、という気になるな。クオリティは別として(笑)。また機会があればthe Jamesも活動しようと思う。

 

※使用機材

・guitar…EPIPHONE casino coupe

・bass …YAMAHA BB-X

・keyboard(piano,strings,brass,synthesizer) …NEKTAR IMPACT LX61+

・mic & drums & mix … GarageBand

 

 

 

 

Saturday Night その5 アルペジオギター編

いよいよラストパート、イントロから鳴るメインのアルペジオ。持っているギター譜を見ながら弾くだけだ…ったけど、割と苦戦しました(汗)。

 

フレーズ自体は大学時代からクラシックギターで弾いてきたのだが。これをエレキで弾いた事ってほとんどなかったんだよね。それは持っていたギター譜の中で、6弦1フレットと1弦1フレットだけを弾く箇所をどうエレキで弾くか分からなかったから。5、4、3、2弦をミュートしてジャランと弾くのか、それとも6弦をピックで弾き、1弦は指で同時に弾くのか。分からん。

 

色々と試した結果として、今回は6弦をピックで弾き、同時に1弦もピックで弾くという手を使う事にした。…つまり、右手の薬指の指先にピックを貼り(!)、6弦は通常の持っているピック、同時に1弦を貼り付けたピックで鳴らすという荒業で解決したのだ。6弦ピック、1弦を指で弾くと音色や音量に差が出てしまうので、苦肉の策としてね。…実際はリチャードはどうやって弾いてるのかな。

 

このアルペジオは何箇所か押弦が難しい所があって、特に小指を伸ばして使う所が苦手。音が切れちゃうんだよねぇ。まぁ、拙いのは仕方ない。苦戦しつつも録音完了。

 

とりあえず全パートが揃ったので、通しで聴いてみる。…うーん、まずイントロがギターのアルペジオだけなので、音が寂しい。色々とアンプやエフェクターを試す中で(後からこれが出来るのがガレージバンドの良さ)、フランジャーを使って音の厚みというか空気感を出すのが効果的だと感じた。アルペジオの拙さも隠せるし(笑)。

 

そうなると、サビにも工夫が必要になる。サビがリードギターだけだと、それまでのアルペジオと空気感が変わってしまう。対策として、サビにもフランジャーをかけた単純なアルペジオを入れて統一感を出してみた。

 

最終的にフランジャーのかかったギターとフレットレスベースで独特な浮遊感が出て、面白いアレンジになったかな、と思う。友人からは「土曜の夜のほろ酔い感」と評されたが、言い得て妙だなぁ。演奏の拙さも、お酒のせいにして貰いたい(レコーディングはシラフだったけど:笑)。長々とやってきたが、色々と工夫したりする事が多く楽しかった。これにて短期集中連載Saturday Night、完。今年はこの後色々と忙しくなりそうなので、とりあえず打ち止めだわ。あとで総括くらいはするかもねー。

 

※使用機材

・guitar …EPIPHONE CASINO COUPE

・bass …no brand fletless bass

・keyboard …NEKTAR IMPACT LX61+

・drums …CASIO LD-80

・mix …GarageBand

 

 

Saturday Night その4 キーボード編

さて、次のパートはキーボード。今回は全編に入ってるストリングスに加え、アウトロに入るブレットのコーラスをピアノで再現というアレンジにしてみた。

 

https://www.songsterr.com/a/wsa/suede-saturday-night-tab-s19364

 

ストリングスパートは、ここのシンセ(ゴブリン)のフレーズを参考にコピー。一部アレンジはしたけど、ほとんどそのままかな。このサイトの難点は、全てタブ譜で表されるので、音符として弾くには頭を使わなくちゃならない事。タブ譜と楽譜の両方表示出来ればラクなのになぁ。

 

アウトロのコーラス「ラララララララー」は、この曲をカバーすると決めた時から、楽器で入れようと考えていたフレーズ。印象的だもんね。ストリングスやエフェクトかけたギターの上に載るフレーズなので、むしろシンプルな音が良いだろうと、ピアノで入れる事に。これは耳コピ。遠くでなってるような感じが出るよう、リバーブを強めにかけた。

 

SUEDEの曲はチューニングが半音下げなので、キーボードも半音下げて弾いている。こういう時、キーボードはボタン1つでチューニングを変えられるからラクでいいね。使用しているキーボードにはボタンやらスライダーが沢山付いてるんだけど、iPhoneガレージバンドで繋ぐとほとんどが無効になっちゃうので(ボリュームスライダーさえ機能しない)、恐らく使ってる機能はこのチューニングだけ。PC繋いで本格的にやるなら他の機能も使えるんだろうけどね。宝の持ち腐れだな。

 

この音楽活動はiPhoneガレージバンドを使ってやるのを縛りにしている。iMacもあるのだが、やはりPCに繋いでやると面倒で腰が重くなる。フットワーク軽く、思い付いた時にすぐ録音出来る環境がiPhoneで得られたのが、やる気を持続できてる秘訣なのかな、と。PC版のガレージバンドの方がiPhone版より高機能なのは分かるが、使いこなせないと思うしね。iPhone版だって、曲やる度に新たな発見があるくらいだから。

 

ちなみに、録音はガレージバンドでしているが、ストリングスもピアノも外部アプリの音源を使っている。ガレージバンド内のキーボードの音はあまり好みなのがなくて。ストリングスはsampletank、ピアノはigrand pianoというアプリから。なので、せっかくMIDIキーボードを繋いでいるのにデジタルデータではなく、ギターなどと同じようなアナログ録音。まぁ、そう難しいフレーズを弾いてる訳ではないので、後から修正するくらいなら弾き直せばいいかな、と。音色優先。

 

ベース、ドラム、リードギター、ストリングスにピアノが入ると、もうなんか完成した気分になってしまうな。特にベースがメロディアスなので、それを堪能出来るアレンジとして、これもアリかと。ただ、やはりイントロから鳴るアルペジオを弾かない事には完成とは言えない。次回がいよいよラストかな、アルペジオギター編。…これが1番の難所だったのよ。つづく。

Saturday Night その3 リードギター編

ベース編ドラム編に続き、リードギター編。なんだか大した内容を書いてる訳でもないのに、長編になってしまった。余計な話が多いからだな(汗)。

 

さて、今回は全編に流れるアルペジオと、サビ及びブリッジで弾いてるリードギターでパート分けしてみた。これは、大学時代に買ったギター譜を弾いてる部分(アルペジオ)と、譜面がない部分(リードギター)での分け方と言える。まずは、譜面のないリードギターから耳コピした。

 

持っているギター譜は、全編を1本のギターでアルペジオのアレンジにしているので、実際の音とは違うアレンジになっている。特に不満なのが、ブリッジ部分の印象的なフレーズ(ブリッジラストのテケテケテケテケテー)が入っていない事。これは耳コピせねばなるまい。

 

ベースの時もそうだが、素人の耳コピなのでやり方も稚拙。まずは弾くフレーズの最初の1音めを探す。具体的には音源流しながらテキトーにギターだのベースの音を出して、ジャストの場所を見つける。コードの構成音が参考にはなるものの、ほとんど下手な鉄砲を数撃ってる感じ(笑)。絶対音感持ちが羨ましい。

 

最初の1音が見つかったら、次はメロディ探し。これはもう、一つ前の音より上から同じか下か、という感じでやっている。あとはペンタトニックな位置関係にないかどうか。理論を持たないので、これも感覚。それを繰り返してコピーする。

 

とまぁ、できる人には造作もないような事も、時間をかけてやってる訳ですよ。地道な作業ではあるのだが、達成感があるので結構楽しい。今のところ単音のフレーズだけしか出来ないけどね。なので、基本はベースの耳コピ中心。ギターは譜面ある事も多いしね。

 

という過程を経て、テケテケテケテケテー含むブリッジのコピー完了。最初の1音以外は頭の中のメロディでやってるので、最終的に合ってるかどうかは気にしない。曲に合わせて違和感なければOKにしてる。

 

同様のやり方でサビのリードギターもコピー。印象的な繰り返しフレーズだが、大サビでは最後の方をアドリブ的なフレーズ入れて遊んでみた。ちょっと盛り上がるような上昇フレーズを入れてみたり。こういうのはとても楽しい。

 

という訳で、リードギターは美味しいフレーズの耳コピとアドリブアレンジができて満足。録音も時間かからず完了。

 

さて、次はストリングスパート含むキーボード。メインのアルペジオギターは最後に。つづく。

 

 

 

Saturday Night その2 ドラム編

ベース編からの続き。ベースの録音の前に、まずはドラムトラックから完成させようと。いつも「ドラムはテキトーに」カバーしてると書いてるので、どういう風にテキトーなのかも書いてみる。完全素人の自己流なので、色々とおかしい事があるかも知れないけれど、そこは大目に見ていただきたい。

 

ドラムの耳コピに関しては、バスドラとスネアとタムだけ聞いて採譜している。叩くのはMIDIドラムなので、フラムとか細かいニュアンスは再現出来ない(と思う)し、割り切って雰囲気だけ真似する。

 

バスドラとスネアは繰り返しのパターンが多いので、基本パターンを叩いたらコピペで済む箇所が多い。逆にフィルインは個性が出るので、ニュアンスをしっかり出せるように意識しているつもり。ここが楽しい所でもある。

 

バスドラとスネア、タムの採譜が終わったら、あとはそれこそテキトーにシンバル入れる場所決めて(小節アタマとか三連符とか)、残りはクローズのハイハットをチッチッチッチッと。ハイハットのオープンも意識したらもっとレベル上がるんだろうけど、現時点ではそこまで考えていない。まぁ、今後の課題かね。

 

さて採譜が終わったら録音。実際の録音も、バスドラとスネアとタムを先に叩いて、その後でシンバルとハイハットを入れる。

 

叩くのはCASIOの電子ドラムLD-80。買ったのはもう15年以上前じゃないかなぁ。ネットショップのセールで1万切ってた気がする。簡易電子ドラムだが、コンパクトだし入門用としては充分…なのだが、すみません、全然叩かず放置してました(汗)。

 

これをまた引っ張り出してきたきっかけは、ガレージバンドで打ち込みしてて「これくらいなら自分で叩けるんじゃね?」と思ったから。

 

これも段階があって、最初はガレージバンドにドラムパターンを打ち込んでるだけだった。それも楽しかったのだが(beautiful onesのドラム入力したりね)、やはり単調で無機質な感じが出ちゃうので、どうやったら良くなるのか考えるようになっていった。

 

それで次の段階は、ガレージバンド内のアナログドラムでiPhoneの画面を叩く方法。これも結構楽しくて、実際にドラムを叩きたいと思うきっかけになったかも。全部指で叩くので技術的に本物のドラムと別物ではあるのだが、ただ打ち込みしていたよりも格段に良くなったと思う。ベロシティもあるしね。

 

全てのパートを1人でこなす「全部俺」は今のカミングアップシリーズ以前から何曲かやっていて、バーナードバトラーのノットアローンとかオアシスのドントルックバックインアンガーなんかはこのiPhoneドラム叩きでカバーした。実際に曲に合わせて叩く面白さ(この時はドラムパートを最後に録音してた)に気づいた瞬間だな。

 

それで、この流れから「これくらいなら、自分で叩けるんじゃね?」となり(笑)、LD-80を押入れから引っ張り出してきたという訳だ。最初にドラムを叩いたのはMUSEのEx-politics。子どもが宿泊研修で留守の時に「邪魔が入らないうちにやってみるか」と頑張ったのを覚えている(笑)。

 

大きく話が逸れたのでSaturdayNightのドラムの話に戻ってこよう。この曲も、LD-80を叩いて録音。Ex-politicsの時は真面目に叩いていたのだが、今はシンバルとハイハットを、バスドラやスネア、タムと分けて録音し、ガレージバンド上で結合してる。MIDI録音なのでデータとして扱え、タイミングのズレやベロシティなんかも調整できる。

 

この曲はギターのアルペジオで始まり、ドラムはイントロの最後の方から入ってくるパターンなのだが、ギターのガイドになるようにクローズハイハットでリズムを刻んで開始(ここは、全て録音が終わってから消した)。

 

まぁ難しい部分はそんなになかったので、時間をかける事なく録音完了。…したのだが、問題はそれからだった(汗)。

 

多分、なんかの拍子で曲のテンポいじっちゃったのかなぁ。それを直した後、気づいたらドラムのパターンがズレて、ハネた感じになってしまっていた。これがなかなか面白い感じで、新しいと思ったんだけど。残念ながら合わなかったのよね、ベースと。今回はある意味ベースが主役の曲だと思っているのでベースを優先、ドラムを修正する事に。

 

この修正に割と時間がかかってしまった(苦笑)。何しろ一曲全部ズレてるからね。いっそ叩き直そうかとも思ったが、それもまためんどくさい。結局チマチマとハネた部分のデータを修正していく地道な方法をとった。

 

今回は、演奏がデータ化されるメリットとデメリット、両方を感じる事になったな。もちろん自分みたいにテキトーに叩いてる人間にとっては、後から修正できるメリットの方が大きい。それに頼ってる分、上達は全くしないけどね。

 

無駄な作業が入りつつ(汗)、ドラムトラックを録音、次にベースの録音まで完了。さて次はリードギター耳コピだ。つづく。

 

 

 

Saturday Night その1 ベース編

おそらく今年最後の全部俺、なんとか完成まで漕ぎつけた。カミングアップからの5曲めSUEDEのSaturdayNight、大学時代からクラシックギターを指で爪弾いてきた曲だが、ピックではほとんど弾いてこなかった(理由はギターの所で後述)。この曲はコピーに結構時間かかってしまったなぁ。その分話も長くなりそうなので、分割していこうと思う。せっかくなので、各パートごとに詳しめに。

 

さて。songsterrという、普段の音楽活動の助けにしてるサイトがあるのだが。

 

https://www.songsterr.com/a/wsa/suede-saturday-night-tab-s19364

 

https://www.songsterr.com/a/wsa/suede-saturday-night-acoustic-tab-s19383

 

ここにSaturdayNightのタブ譜が2つあって、それを参考にやってみようと思ったのがコピーするきっかけ。片方はアコースティックバージョンの譜面。通常版の譜面にはベースが入ってなかったので、それぞれ補完し合えば完成までいけるかな、と。ドラムはどちらも入ってない(片方はタンバリンのみ)が、テキトーにやればいいや。そんな感じで軽く始めたんだが、いやー、全体としては結構苦戦したなぁ。

 

まずはベースのコピー。確かに、このアコースティックバージョンのベースでも問題ないんだけど。元曲聴くと、よりメロディアスで美しいベースを弾いてるんだよね、マット。それならば元曲のベースを耳コピしちゃうかとなった。そして、せっかくスライドとかも出てくるし、久しぶりにフレットレスベースで弾いてみるか、と。

 

所有しているフレットレスベースはフリマサイトにて安価で買ったもので、メーカー不明の改造品。まぁ、おそらくセルダー辺りの入門用を改造したんだとは思うんだけど。ずっとフレットレスに興味があって、試しに弾くなら安物でもいいやと思って丁度1年前に購入したのだ。

 

これが意外と楽しく弾けてて、バンドの方でもSUEDEの heroineをカバーした時に使った。レコーディングで使うのは2回目だな。お値段以上に気に入ってて、ピックガードにカッティングシートを貼ったり、各ノブをFenderっぽくしたり、見た目のカスタマイズもしてる。そして弦はFenderのブラックナイロン弦。この滑らかな弾き心地や独特の柔らかい音はなかなかだ。…ただし、4弦の根元の巻き巻きが太過ぎて最初ブリッジの穴を通らず、仕方なく工具で穴を拡張して通した苦労もしている。

 

曲に戻ろう。大体、俺が耳コピする時は完コピを目指さず(技術的、理論的な事はまるで分からないからね)、雰囲気を合わせられたらOKにしてる。今回もSaturday Nightのベースの印象的な部分はしっかり出せたと思うし、フレットレスの音とも合ってて、なかなか満足感のある出来となった。特にAメロ2の下降フレーズは弾いていて楽しい。

 

反対にサビやブリッジはシンプルなので、アコースティックバージョンのタブを参考に、元曲と間を取るような感じで済ませた。元曲とは違うがニュアンスは出てるのでいいかな、と。本当に弾きたかったAメロは再現できたのでこだわらず(笑)。

 

という訳でベースの採譜は終了。録音に関しては先にドラムを録って、その上から弾く事にした。なので、その2はドラム編だな。つづく。

 

 

trash

全部俺、アルバムcoming upから4曲目のカバーはSUEDEの代名詞ともいえるこの曲。この曲はフルバンドスコアも持っているのだが、ギター譜も持ってて、なんならネットやYouTubeにもギターカバーした人が結構いるので、参考資料に事欠かない。

 

しかし、実は割と敬遠してきた曲だったりする。その理由としては、楽器パートが結構多くある曲なので色々と重ねる必要があり、ガレージバンドを始めるまではあまり高い再現性が期待できなかった事が挙げられる。あと、各パートが結構単調で、演奏面であまり魅力的に感じなかった事。ベースも他のSUEDEの曲に比べて面白味に欠ける。

 

とはいえ、ギターフレーズ(特にソロ)はとても魅力的だし、バンドアンサンブルになった時のキャッチーさはSUEDEの中でも随一。カバーしてみる事にした。

 

そういえば、ギターソロは大学の時に既に弾いてた記憶があるが、それ以外の部分はギターを弾いた事がなかったな…。これも理由があるにはあって、バンドスコアやギタースコアそれぞれ結構違ってて、どれ弾いていいか良く分からなかったから(笑)。例えばサビの頭のギターフレーズなんかは譜面によってパワーコードや単純なアルペジオで書いてあって、しかもどちらも魅力的に見えなかったんだよね。

 

今回カバーするにあたっては、ギターのサビ頭は変化を付けたアルペジオにアレンジしてみた。単純なフレーズだけど、よりポップに、より弾いてる感が出たかなと思う。こういう、ちょいとオリジナルな部分を紛れ込ますのがまた楽しいのだ(笑)。

 

さて、ギターの練習と並行して、他の楽器の録音を。まずはドラム。例の、先にバスドラとスネアを録音し、その上からハイハットを重ね録りするやり方。…来年はちゃんとドラム練習しようかなぁ。

 

この曲もベースは既に練習済み(SUEDEの中でも特にシンプルなベースフレーズだしね)だったので、あっという間に録音完了。

 

次はキーボード。この曲は音色の違うキーボードパートが結構ある。イントロから鳴るメインのフレーズの録音→サビのシンセストリングス→サビのメロディを弾くピアノの順に仕上げていく。譜面があるので、そんなに問題なくサクサクと。譜面に載ってない大サビの上昇フレーズだけ、テキトーに耳コピ。めんどくさかったのは、各パートの音色の決定かな。トライアンドエラーな感じで地道な作業。弾くより時間かかった。

 

最後にギター。イントロとAメロのギターは、1番動きのある譜面を選んでみた。trashは今まで弾いて来なかったけど、イントロリフ結構楽しいな。サビはさっき書いた通りに、頭にアルペジオフレーズ追加して、あとはいくつかの譜面から良い所どりした感じに。最後にソロは重ね録りで。カジノに付けたビグスビーが唸るぜ!

 

…こうパートが多いと、ミックスがなかなか良い感じにならないな。この辺りも勉強が必要だなぁ。各楽器の音色やバランスは後で弄るかも。とりあえず完成という事で。

 

※使用機材

・guitar …EPIPHONE CASINO COUPE

・bass …YAMAHA BB-X

・keyboard …NEKTAR IMPACT LX61+

・drums …CASIO LD-80

・mix …GarageBand

 

…ここの使用機材、基本変化はないんだけど(笑)。今後、楽器が増えたりする可能性もあるので、一応載せておこう。