Beautiful ones

beautiful ones…とうとうこの曲をやる時が来た。大学時代にSUEDEにハマり、ギターを始めスコアを買い、そしてこの曲に挑み何度も挫折してきた。だって、イントロのチョーキング後のアルペジオが難しいんだもん(汗)。

 

大学時代にこの曲で挫折した事で「俺はギターに向いていない」と勝手に諦め、長らく練習を怠ってきた。それはcasinoを買うまで続いたのだから、もう四半世紀近くを無駄にしてしまった。いわば、乗り越えなければならない壁とも言うべき曲なのだ。

 

やや大げさに書いたが(笑)、それほど苦手意識のある曲。前回やったSTARCRAZYもそうだけど、SUEDEのリチャード・オークスは17歳とかそこらでこの曲書いたんだよなぁ。…大学時代の俺ももう少し頑張って欲しかった(定期)。

 

前置きが長くなったが、beautiful onesのコピー開始。この曲に関しては1年ほど前にドラムを打ち込んであった。ガレージバンドでドラムを打ち込みするのが楽しかった頃の遺産だ(笑)。なので残すパートはギターとベース、あとキーボード(ストリングス)。

 

まず最初にキーボードを録音した。いや、他の曲の練習でキーボード出したついでに録音しただけなんだけど(笑)。譜面は持っているのだが、一部、自分の感覚と違う部分があったので(サビの終わり部分)、そこは勝手にアレンジ。

 

基本的にこの曲のキーボードは、指一本で行けるレベルのフレーズだったりする。ライブでの、ニール・コドリングが気だるそうに弾いてる姿が目に浮かぶ(笑)。また、譜面のフレーズがさすがに単調過ぎた為、コードに合わせて少しアレンジした。

 

さて次はベース。これは既に練習済みだったので、それほど時間はかからなかった。…一部、改めて原曲聴いたら、思い違いしてたフレーズがあり、そこの修正に手間取った程度かな。

 

こうしてギター以外のパートはあっさり録音まで終わり、あとはギターを録音するのみとなった。思えばイントロで躓いていた為、それ以降のフレーズはほとんど初めて練習する事に。…大学時代の俺よ、もう少し(以下略)。

 

前回のSTARCRAZYのアルペジオで学んだ事は、アルペジオのオルタネイトピッキング。恥ずかしい話だが、それまでアルペジオはほとんどをダウンピッキングでやっていた。当然それではスピードは出ないしミスピッキングも増える。力も入り過ぎて安定しないし疲れる。これが苦手意識の元凶ともなった。なので、今回もアルペジオのオルタネイトピッキングから練習する事にした。

 

…あれ?劇的なくらいピッキング改善したんだけど(笑)。勿論まだまだではあるのだが、当社比でかなりピッキングのスピードと精度は改善したと思う。こんな簡単な事に四半世紀も気づけなかったなんて、恥ずかしいやら情けないやら。反省し、ピッキング練習は引き続きやっていこうと思う。

 

イントロを何とかクリア。今回は極力ギターパートは1本でいこうと決めたので、アコギはカット。原曲のAメロの最初はアコギのコード弾きだが、そこはライブ版のリチャードと同様、イントロフレーズを弾き続け、その後でメロディを弾くパターンに移行。この曲はここまで弾けたら後はほぼ、サビだけだ。

 

サビも、ギターのバッキングは省略する為に、メロディのアタマにコードを弾くアレンジにしてみた。この曲のサビは弾いててとても満足感あるなぁ。最後の、Aメロに戻る「らーらーららー♪」のギターのカッティングもチョーキングが入る所があって楽しいし。

 

ホントはギター1本で最後までいきたかったのだが、録音してみると、一番ラストのソロフレーズがカッティングの後の為、音数が減ってショボく聴こえた。ここは仕方なくカッティングのフレーズも重ねておく事に。そしてフェードアウトで終了。

 

…四半世紀の時を超え完成させた満足感(笑)。今回はハコモノcasinoで弾いたが、いつかソリッドギターでも弾いて比べてみたいな。現状は楽器を増やすのは難しいけど(苦笑)。

 

※使用機材

・guitar …EPIPHONE CASINO COUPE

・bass …YAMAHA BB-X

・keyboard …NEKTAR IMPACT LX61+

・drums …GarageBand

・mix …GarageBand

STARCRAZY

という訳で、今度の全部俺はCHEMISTRY〜より前から手を付けていたSUEDEのSTARCRAZY。これのギターはもう、自分の苦手が詰まってる。

 

とにかくピックコントロールを鍛えようと練習している曲だった。CHEMISTRYと同じく、SUEDEのギタースコアを買った大学の時からちょっとずつ弾いてはいたのだが、16分のアルペジオへの苦手意識が強くて、露骨に敬遠してきた曲なんだよねぇ。

 

それでもなんとか通して弾けるようになってきたので、先にリズムセクションを完成させてギター用のカラオケを作ることにした。それに合わせて練習した方が上達しそうだし。

 

まずはベース。CHEMISTRYはまだYouTubeにベース弾いてる人がいたので参考に出来たけど、STARCRAZYに関しては全く見つからず。ネットにもタブ譜はなさげ。仕方なく、今回は完全に耳コピする事に。

 

こんな時使えるのが、moisesというアプリ。月の曲数制限はあるものの、無料でも「ボーカル、メイン、ベース、ドラム」をトラック分けしてくれる。ホント助かる。

 

抽出したベース、なかなかにメロディアスで楽しい。これを耳コピで頑張ってコピー。とりあえず雰囲気はコピー出来たと思う。弾いていて楽しいわ。

 

次はドラム。今まではドラムの録音を最後に回してきたのだが、今回は先にドラムを録音し、その上にベースを弾いて、最後にギターを入れる計画。なので、これは割とテキトーに耳コピし、テキトーにドラムを叩いて録音。

 

ドラムは、例の、スネアとバスドラを先に録音して、その上にクラッシュとハイハットを入れる別録音。ドラムのレベル上げは当面考えていなくて(笑)、実際叩いた方がGarageBandでぽちぽち入力するよりラクだという理由で叩いてるので、ズル出来るところはズルをする。MIDI録音だと、あとからデータも弄れるのでね。ベロシティやズレてしまったタイミングはGarageBandで調整。

 

次はドラムトラックを聴きながらベースを録音。耳コピで繰り返し聴き、ベースのフレーズはほぼ覚えているので、割と早く録音完了。これでギター用カラオケ(ギタカラ)完成。

 

そのギタカラに合わせたギター練習を開始するも、やはり苦戦。余裕がないんだよね、Aメロのアルペジオにしろ、サビにしろ。とにもかくにも曲のスピードになんとか慣れてきた所で見切り発車のギター録音。

 

…まぁ、ギリギリかな(苦笑)。ディストーションかけて何とか誤魔化してる感は否めないが、学生時代に比べたら成長してるのだろう。満足した訳では全然ないが、カタチに出来たのは嬉しい。

 

今回は完全に耳コピしたベースの満足感が強いな。ギターは引き続き練習していこうと思う。好きな曲を自分で演奏するのは楽しいし、それを積み重ねて上達していけたら一石二鳥だ。…基礎的な練習もすべきだけどねー、各楽器(汗)。キーボードも頑張りたい。

 

※使用機材

・guitar …EPIPHONE CASINO COUPE

・bass …YAMAHA BB-X

・drums …CASIO LD-80

・mix…GarageBand(iPhone6s)

CHEMISTRY BETWEEN US

この所ずっとSUEDEのstarcrazyのギターを練習していて(これがまたなかなか上達しないのだが)、その息抜きに弾いてみたCHEMISTRY〜のギターが意外にも簡単で、しかも単純な繰り返しばかりなのに気付いた(今頃)。

 

いや、ホントに好きな曲だし、ギター譜は大学の時に買ったものなのに、それに今頃気付くとは(汗)。…いつも思うが、学生時代の俺よ、もっと真面目にギターやっててくれよ…。

 

ともあれ、久しぶりの全部俺はコレにするかと思い、とりあえずギターのコード弾きを録音。テンポを♩=90に設定。本家よりやや速いが、コード弾きストロークのしやすい速さにした。

 

次にメインギター。coming upのリチャードのイメージがソリッドギターなので、硬めの音を出したく、リアPUで弾いてみた。まぁ、エフェクトかけたら、なんでも同じに聴こえなくもない(笑)。最後のリードフレーズはPUセンターで弾いてる。

 

さて、ギター以外のパートの検証に移る。まずはベース。ギター譜しか持っていないので、とりあえずネット検索。しかし全然出てこないので、YouTubeでcoverしている人がいないか検索。すると、女性2人(ギターandベース)でCHEMISTRY〜を弾き語りしている動画を発見。音数が少ない分、耳コピしやすそうなので、この動画を元にベースを拾う事にした。…まぁ、最終的にはメンドくさくなって、完コピではなくニュアンスだけ拾った感じかな(笑)。

 

他の楽器の時にも言える事だが、全部俺の最大の欠点は、完成を優先する為、スキルアップに繋がりにくい事。誤魔化せる所や端折れる所は極力手を抜くし、繰り返しのフレーズはコピペで済んじゃう。一曲通して弾く事もない。

 

対して、バンドでやる楽曲については、いつか合わせる時の為に(いつかは分からんけど:笑)、通して弾けるようにしていくつもり。その辺り、意識に違いがあると思う。

 

ともあれ、次はストリングス。この曲のキモとも言えるパート。印象的なサビのストリングスのメロディを拾うのは割と簡単だった。というかイメージで弾いてるので、合っているかは不明。それと、Aメロの2回目で入ってくるフレーズがあったので、1番と2番で別々に耳コピ

 

しかし、これだけで聴くとBメロが結構寂しい。なのでBメロにもストリングスを入れる事にし、ここはボーカルメロディを被せる事にした。つまり、ギター譜に付いてるボーカルメロディをなぞったので、コピーはラクちんだった。

 

最後にドラム。実は現在、左手首が腱鞘炎気味で激しく叩くのは無理そうなので、とりあえずバスドラとスネアとタムを録音して、その上にハイハットやシンバルを別録りするというスタイルにしてみた。極力左手を使わない方向で。…これ、すげーラクだな。またしても上達から遠ざかる選択。電子ドラムを叩いてMIDI録音。

 

ドラムは一応大まかには耳コピしたが、これもある程度はテキトーだ。耳コピした部分はどの楽器も、5割くらいテキトーな感じ。完コピより完成を目指すのが全部俺流。

 

こうして完成させてみると、一番簡単だったストリングスパートが一番満足感あるな。一番美味しいフレーズだしね。とにかく、好きな曲を自分で演奏するのは楽しい。前回の全部俺は5月くらいだったから、久しぶりにやれて良かった。

 

※使用機材

・guitar …EPIPHONE CASINO COUPE

・bass …YAMAHA BB-X

・keyboard …iRig KEYS25

・drums …CASIO LD-80

・mix …GarageBand(iPhone6s)