Saturday Night その1 ベース編

おそらく今年最後の全部俺、なんとか完成まで漕ぎつけた。カミングアップからの5曲めSUEDEのSaturdayNight、大学時代からクラシックギターを指で爪弾いてきた曲だが、ピックではほとんど弾いてこなかった(理由はギターの所で後述)。この曲はコピーに結構時間かかってしまったなぁ。その分話も長くなりそうなので、分割していこうと思う。せっかくなので、各パートごとに詳しめに。

 

さて。songsterrという、普段の音楽活動の助けにしてるサイトがあるのだが。

 

https://www.songsterr.com/a/wsa/suede-saturday-night-tab-s19364

 

https://www.songsterr.com/a/wsa/suede-saturday-night-acoustic-tab-s19383

 

ここにSaturdayNightのタブ譜が2つあって、それを参考にやってみようと思ったのがコピーするきっかけ。片方はアコースティックバージョンの譜面。通常版の譜面にはベースが入ってなかったので、それぞれ補完し合えば完成までいけるかな、と。ドラムはどちらも入ってない(片方はタンバリンのみ)が、テキトーにやればいいや。そんな感じで軽く始めたんだが、いやー、全体としては結構苦戦したなぁ。

 

まずはベースのコピー。確かに、このアコースティックバージョンのベースでも問題ないんだけど。元曲聴くと、よりメロディアスで美しいベースを弾いてるんだよね、マット。それならば元曲のベースを耳コピしちゃうかとなった。そして、せっかくスライドとかも出てくるし、久しぶりにフレットレスベースで弾いてみるか、と。

 

所有しているフレットレスベースはフリマサイトにて安価で買ったもので、メーカー不明の改造品。まぁ、おそらくセルダー辺りの入門用を改造したんだとは思うんだけど。ずっとフレットレスに興味があって、試しに弾くなら安物でもいいやと思って丁度1年前に購入したのだ。

 

これが意外と楽しく弾けてて、バンドの方でもSUEDEの heroineをカバーした時に使った。レコーディングで使うのは2回目だな。お値段以上に気に入ってて、ピックガードにカッティングシートを貼ったり、各ノブをFenderっぽくしたり、見た目のカスタマイズもしてる。そして弦はFenderのブラックナイロン弦。この滑らかな弾き心地や独特の柔らかい音はなかなかだ。…ただし、4弦の根元の巻き巻きが太過ぎて最初ブリッジの穴を通らず、仕方なく工具で穴を拡張して通した苦労もしている。

 

曲に戻ろう。大体、俺が耳コピする時は完コピを目指さず(技術的、理論的な事はまるで分からないからね)、雰囲気を合わせられたらOKにしてる。今回もSaturday Nightのベースの印象的な部分はしっかり出せたと思うし、フレットレスの音とも合ってて、なかなか満足感のある出来となった。特にAメロ2の下降フレーズは弾いていて楽しい。

 

反対にサビやブリッジはシンプルなので、アコースティックバージョンのタブを参考に、元曲と間を取るような感じで済ませた。元曲とは違うがニュアンスは出てるのでいいかな、と。本当に弾きたかったAメロは再現できたのでこだわらず(笑)。

 

という訳でベースの採譜は終了。録音に関しては先にドラムを録って、その上から弾く事にした。なので、その2はドラム編だな。つづく。